人事労務の「作法」

企業の人事労務課題を使用者側の立場で解決します

こんなときは(福利厚生)

113.在職老齢年金制度改正で「あんこが詰まったあんパン」に

2025年の年金法改正案が与野党3党合意で国会に提出されました。 いくつかの改正内容のうち、筆者が注目しているのは在職老齢年金の支給停止基準の引き上げです。 在職老齢年金制度とは、60歳以上で働く高齢者の給与と年金の合計額が一定額(2025年度は51万円…

106.資産運用は長期投資と分散投資が原則です

人事労務の話ではないと思われるかも知れませんが、確定拠出年金の話ですので、これもこのブログで取り扱う範疇です。 確定拠出年金とは、企業年金の一種で、事業主が拠出する掛金を加入者である従業員が自己の指示で運用した結果を老後の年金資産として受け…

078.「ブレジャー」導入は慎重に

新しい働き方、また余暇の過ごし方として、「ブレジャー」が注目されています。 ブレジャー(Bleisure)とは、仕事(Business)と余暇(Leisure)を組み合わせた造語で、「出張等の機会を活用し、出張先等で滞在を延長するなどして余暇を楽しむこと」と観光…

063.年金額を増やすポイントは人事制度にあり

偶数月の15日は、2ヶ月に一度の年金支給日です。年金の支給は前月分と前々月分ですので、今回は2024年の4月分と5月分です。 年金額は賃金や物価の変動率に応じて、毎年4月に年金の給付水準を調整する「マクロ経済スライド」という仕組みを導入しています。こ…

025.社員旅行が復活しつつありますが

最近、社員旅行が復活しているようです。 社員旅行といえば、1990年代頃までは、どこの会社でも当たり前のように行われていました。当時は今のような○○トラベルと言った旅行サイトも無く、旅行代理店を介して集団で旅行することにより、割安な値段で旅行でき…

017.「年金は何歳から受給するのが得か」議論の落とし穴

60歳を迎えるころから、世間では年金を何歳から受給するのが得かといった新聞や雑誌の記事に関心が集まるようです。 会社員の場合、60歳定年であっても65歳までの再雇用制度が用意されていることが多く、年金の繰り上げ受給を選択するケースは少なく、議論の…

012.通勤災害に該当する?・しない?

会社に届け出ている通勤経路以外の経路で通勤途中に事故にあった場合、労災が適用されるかといった質問をよく受けます。大都市圏では公共交通機関の発達により、複数の鉄道路線を利用できることは珍しくありませんので、質問の意図は理解できます。 通勤災害…

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