人事労務の「作法」

企業の人事労務課題を使用者側の立場で解決します

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

060.人事制度の構築(18) 情意評価は人間力を高める

今回は、人事評価の四つめの要素である「情意」について考察します。 情意とは、仕事に対する取り組み姿勢や勤務態度、意欲といった心の持ち方を意味します。今まで論じてきた評価要素である能力、行動、成果はこの情意の上に成り立っていると言っても過言で…

059.人事制度の構築(17) 目標管理制度の運用

前回、目標管理制度(MBO)による目標の達成度を成果評価要素とすることを説明しました。また、公正な評価を行う上で、目標設定の注意点についても言及しました。 今回は、目標を設定してから評価に繋げる際の流れについて考えます。 先ず、 目標は少し背伸…

058.人事制度の構築(16) 成果を何で測るか

今回は、人事評価の三つ目の要素である「成果」について考察します。 前回、コンピテンシーについては、優れた成果を出すための行動特性であると定義しました。それでは、ここでいう成果とは何を指すのでしょうか。 成果とは企業活動の結果であり、具体的に…

057.ブログ開設1年を振り返って

人事労務の「作法」というタイトルでブログを書き始めて1年が経過しました。 改めて感じる事ですが、人事労務に関する情報は今の世の中に溢れています。法改正やそれに向けた審議の内容、裁判の判決、個別企業の取り組みや事件、或いは世間の風潮など、人事…

056.ジョブ型雇用の未来

先月、ジョブ型雇用で働く人に対する、別の職種への配置転換命令が可能かどうかを争った裁判で、労働者の同意がない状態での一方的な配置転換命令は違法とする最高裁判決が出ました。一審、二審では、職種限定の黙示による合意はあったが、配置転換命令は労…

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